添加物について
少し話が逸れますが添加物の是非は堂々巡りすることが多いのでここで明確にしておきたいと思います。
添加物を使用するデメリットは以下の通りです。
1.材料費、すなわち原価の低い商品になる
高い本物を使用せず、少量で味を効率良く再現するのが添加物です。
支払う値段相応の価値がなく、金銭的に損をしています。
膨張剤など空気でかさ増ししますから量もごまかせます。
2.手作りではない
添加物は誰が作っても同じ味になるよう、オペレーション(調理手順)を単調化します。
失敗が少なく見栄えがよいので利用されます。
しかし作る側に真剣味がなくなります。工夫もしなくなるので一つ上の味が出て来ません。
味の個性がなくなります。
同じ添加物を使った他の食品と同じ味になります。
3.健康上の問題
人工物や化学合成物質は吸収されにくく、そのため大量に使用されます。
食品として異常な配分であるため体の代謝機能を狂わせます。
工業的に作られた塩化ナトリウムを摂取すると塩分過多ですが、天然塩を同量取ってもミネラルバランスが人体に近いので悪影響を及ぼしません。これが昔からある保存食です。
4.健康上の問題
安い廃棄物質などを再利用するため、素性の知れない食べ物となります。
例えば砂糖黍の廃糖蜜(和三盆参照)は豚の部位(海外)と共によく知られている化学調味料を作る原料に使われています。化学調味料が問題視される原因の一つとして、このような原料の問題から抗生物質による滅菌を繰り返すために、免疫物質を作る栄養素が壊されると言われています。
現代人に突然アレルギー体質になる人が増えているのはこちら(抗体作用のくるい)が原因かもしれません。
5.健全性がなく売り手側の経済性
添加物使用の理由は売り手側の経済性です。従って経済性優先の商品になります。
例えば農薬の基準が不明確な中国産の緑茶、その等級の低い二番茶の粉茶を使った食品を抹茶味と言って売れば利幅は大きい訳です。加工食品はごまかしが利きやすく「抹茶味とは書いたけど抹茶が入ってるとは書いてない」と言い張れます。
本当に抹茶が入ってると思って買った人からするとこれは詐欺で、買い手の損です。
6.本来の味でない
「変わりかすてら」にてご説明申し上げた通りです。これも損です。
7.旬がなくなる
保存できるので作り立ての美味しさや熟成した美味しさがありません。
旬の美味しさは知らず終い(集客のピークと日持ちを考えて出荷されるため旬は出ない)となります。
宣伝商品は取り扱い量が大量ですからなおさらです。
さらに、旬を外れた食べ物は成長過程で毒素を含むことがあると言われています。
まとめ
以上、内容的に買い手にメリットがなく、損害しかないということです。
内容的に、とお断りしたのは宣伝されている商品を考えなくても買える気軽さであるとか、
見栄えや賞味期限など表面的なメリットはあるからです。
表面的なメリットを悪いとはいいません。ただし、即物的なメリットですので事後に問題は発生します。
望む望まざるに関わらずそれは購入者の責任となります。
添加物を擁護する声は問題の先送りであって、
添加物を擁護するということは消費者の未来を台無しにする(事後にツケを回す)と言うことです。